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鋼材相場の高騰

ここのところ鉄鋼の相場が急騰している。鉄鋼に限ったことではないが、建設業・製造業といった産業基盤に与える影響は多大である。
今朝(26日)の日経新聞にもH形鋼が最高値という見出しの記事が掲載された。平成11年の大阪の市中相場が3万円を割り込んでから、平成16年初の相場急騰、そして、今回の急騰である。平成16年の急騰は中国や国内需要が大きく様変わりし、どちらかというと歓迎ムードが強かったようであるが、今回の相場変動は全く様子が違う。市場経済が減速局面に入った中での急騰である。地方の建設市場は公共事業の減少のあおりを受け、昨年来建設業者の倒産が相次いでいる。そういった中での相場急騰は工事業者にとって利益を出すどころの騒ぎではなく、死活問題となっている。また、昨年6月に施行された改正建築基準法による建築確認申請の遅れが長引き国内の需要後退に拍車をかけてしまった。
 一方で、原油高やスクラップの急騰、電炉メーカ、高炉メーカの生産調整、そして、羽田空港の拡張工事、シャープ堺工場建設工事といった大型プロジェクトへの材料の集中、このような事態により、必然的に相場が急上昇したわけである。我が社でも仕入れ担当者や現場の営業マンは、見積もりの提出や受注、製品の買い付けなどに神経をとがらせながら、対応をしている。今後私たち流通業者は、地域の工事を止めないためにも製品の確保に全力を注ぎ、お客様に喜んで頂ける企業となるよう努力する所存である。(MY)

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