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メディアの功罪

 それにしてもメディアの力は恐ろしい。

 先週、芸能人がダイエットに挑戦している姿をバラエティにした番組が放送されていました。
私も部分的に見たのですが、バナナダイエットがどうやら評判が良かったのでしょう。

 翌日のスーパーではすでにバナナが品薄状態、週明け秋分の日、近所のスーパーマーケットへ買い物に行くと、なんとバナナコーナーだけ売り切れでした。驚きです。1つの番組でバナナが飛ぶように売れているわけで、バナナのたたき売りという言葉がなんとなく虚しく感じられます。
 メディアがどれだけ人の心を動かすのかというのを今回思い知らされました。また、日本人がいかにこの手の番組に弱いかということを。

 さて、食の安全が揺らいでいる昨今、メディアの力で潤うところもあれば、つぶれてしまうところもあります。
悪いことをした結果つぶれてしまうのはしょうがないとしても、そのあおりを食らって売上が激減し、倒産に追い込まれる善良な会社は本当にやるせないですね。

 例えば、アメリカのリーマンショック、これに関してもメディアが大きくかかわっています。もちろんインターネットに至っては、まさにリアルタイムで情報が得られるわけで、世界中の人が反応をすることで、巨大企業もあっという間に信用不安に追い込まれてしまう恐怖感があるわけです。

 ネットショッピングの世界でも言えます。多額の開発費用をかけてようやく世に出た新製品が発売と同時に値崩れを起こしてしまうことが多々あるようです。企業にとってネットとの関わり方、ネットの活用方法1つで明暗がはっきり分かれてくるようです。
 私自身そのことがよいとか悪いとかということについては、まったくわからないですが、少なくともメディアの存在そのものが善であることを信じて様々なメディアと付き合っていきたいと思います。もちろん、このブログとも、、、

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