記事一覧

松浦機械会長 松浦正則著 「一期一会」 

ファイル 154-1.jpgファイル 154-2.jpg

2009年の年末もいよいよ大詰め、クリスマスも終わり、皆さんもこれからは正月を迎えるための準備に大忙しではないでしょうか。
さて、今日は株式会社松浦機械製作所の代表取締役会長であります松浦正則様のこれまでの歩んでこられた道のりをまとめられた1冊の本を紹介しましょう。

「一期一会 私が出会った素晴らしき人たち」 創文堂印刷

 いわゆるマシニングセンターの分野では、主軸の回転速度が1分間に6万回転という驚異的な加工速度を実現し、超精密な加工を得意とする工作機械メーカです。大手のマザック、オークマ、森精機など量産型の機械作りからオンリーワンということで、どこにもまねのできない技術力を実現し続けています。
 企業の魅力はまさに経営者の魅力といっても過言ではないでしょう。松浦氏の福井経済界での人気は誰もが認めるところ。私も福井県機械工業協同組合の役員会では毎月お会いすることもあり、お客様であり仕入先でもある会社の会長様である以上に、私たち若手には息子のように接して頂きいつも企業経営についてのヒントなどを与えて頂いています。にこやかでしかも業界のことだけではなく文化芸術に至るまで造詣が深くこのことは本書の中でも若干触れられていますが、本物への追求という点ではものづくりにも大いにつながっているようです。
この本の中では、ソニーの大賀会長をはじめとする多くの方との出会いの中から今日に至るまでの松浦機械の軌跡について書かれています。
現在はご長男の勝俊さんが会社のかじ取りを行っています。製造業にとって大変厳しい時代になりましたが、オンリーワンのものづくりでこれからも福井のものづくりを世界に向けて発信していってほしいものです。