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連立政権、大丈夫か?

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民主党連立政権がもたついている。
国民の高い支持を受けて政権交代がなされたわけであるが、ここへきて政権運営に赤信号がともった。
普天間基地問題、温室効果ガス25%削減問題、補正予算問題、高速道路無償化、子供手当支給、暫定税率廃止に伴うその他の増税などなど、直接我々に関わってくる問題が山積みだ。確かにマニフェストには国民にとって非常に心地の良いものばかり並んでいたように思う。私なんかも自民党を応援していたけれども、政権交代により新政権への期待も膨らんでいた矢先。どの政策にも矛盾や無理が多く噴出し、3党合意が大きく崩れてしまっている。おまけに鳩山首相の個人資産の問題もクローズアップされもはや12月危機とまで言われ始めてきた。特に普天間基地問題については、深刻だ。この問題がこじれれば、日米関係に亀裂が入るというだけでなく、日本の製造業に大きなダメージとなろう。そうなれば、我々の身近な経済、地方の優秀なものづくりにまで悪影響が及ぶことになりかねない。

今思えば、小泉時代が非常に懐かしい。頼もしく元気な日本を引っ張ってくれていたような気がする。政策の善しあしは別にしても、小泉氏のリーダーシップはその時の日本にマッチしており、わかりやすく素晴らしいものがあった。

報道番組を見ていると民主党内部でも「今の現状は党がとやかく言うべきではなく、連立政府に任せている。」となんとなく人ごとのような発言まで飛び出ているようだ。
いずれにしても、この3年、毎年総理大臣が変わるという信じれない状況になっており、まさかと思うけれども、鳩山さんにはこの難局をしっかりと乗り切って欲しい。7.2兆円の緊急経済対策が国民新党との軋轢の中で成立したが、是非とも現政権には日本を沈没させないよう早く政治・経済を軌道に乗せてもらいたい。