記事一覧

今年の夏

今年の夏は自然現象に翻弄された夏になった。
6月は空梅雨と言われ、7月後半にぐずついた天気がスタート。ビールの出荷量が過去最低だったらしい。そして、一番晴れて欲しい7月22日、全国的に皆既日食フィーバーとなるはずだったが、どんよりとした天気でストレスのたまる1日になってしまった。特に悪石島まで高額の旅費を使って出かけた方々には暴風雨に見舞われお気の毒としか言いようがない。その後は、ご存じのようにほとんど夏らしい日もなく、豪雨続きで西日本を中心に多くの犠牲者が出てしまった。そして、台風9号が日本へ接近、その矢先に静岡を震源とした強い地震が発生、多数のけが人が出て、お盆どころではなくなってしまったようだ。福井でも震度3の揺れで、早朝より目が覚めた方も多かったと思う。被災された方々にはお見舞い申し上げる。
さて、そんなお盆前、衆議院選挙の前哨戦がいよいよ熱くなってきた。いわゆる政権交代選挙と言われているわけだが、今の日本の状況を鑑み、それぞれの政党が単なる口先だけのマニフェストとならないようにだけお願いしたい。そして、しっかりとした政策運営により、まずは国内経済の立て直しを早急に進めてもらい、頑張っている中小企業の戦える場を提供して欲しい。これまでのようにアメリカや中国に依存した経済は望めない。縮小した日本国内の市場の中で、どれだけの企業が勝ち残れるか、勝負の本番はこれからである。