お盆休みが始まり、猛暑も少し和らいだように感じられる今日この頃、全国では線状降水帯による災害が相次ぎ、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて、休暇2日目に「福井城の復元を進める会」の総会が開催され、私も出席いたしました。
本会は当初、巽櫓(たつみやぐら)の復元を目指して活動しておりましたが、近年の整備事業(お廊下橋・山里口御門の完成)を受け、現在は坤櫓(ひつじさるやぐら)の復元を優先する方針へと転換しています。
これにより、西側の景観整備が進み、中央公園からの眺望が格段に向上することが期待されています。
あわせて、中央公園も城郭風の作りにすると一体化が生まれるとの話もありました。確かに!
坤櫓が完成すれば、福井駅からもその姿を望むことができ、県民の憩いの場としての魅力が一層高まるでしょう。
ただし、建設には約40億円という多額の費用と、石垣の強度に関する技術的課題が残されており、完成までには4〜5年を要する見通しです。
北陸新幹線の延伸により、福井を訪れる観光客が増加していますが、駅周辺の観光資源はまだ十分とは言えません。
福井城址の整備を加速させ、地域の魅力を高めることが、今まさに求められているのではないでしょうか。